Last update: 2009-11-30
最初に。Enigmail を試してみようと、そして実際に運用できるようになったのは Cai0407, kiyo4_k, fudan10u 各氏のアドバイスと補助のたまものです。この場でお礼を申し上げます。
本トピックは Mac OS X 環境の Thunderbird 3.0 (この時点ではリリース候補版) に拡張機能の Enigmail を使用した暗号化メールを行うという個人的な実験備忘録。Mac 環境の Thunderbird + Enigmail による暗号化メールを試してみたいという方に、毛先ほどの参考になれば幸いです。
暗号化メールの概要や PGP (Pretty Good Privacy), GnuPG (GNU Privacy Guard) については此処では取り上げないので、それらは適宜紹介する参考サイトから情報を得てくだされ。
ただし、ここで書く Thunderbird 3 はリリース候補版の Thunderbird 3.0 RC 1 build 1 であり、公開版がリリースされた場合は、正規サイトからダウンロードいただきたい。また Thunderbird nightlies や RC 版で Enigmail を試される場合は、mozillaZine.jo Enigmail 日本語版 トピックより最新情報を確認して欲しい。
Enigmail 自体は OpenPGP のメッセージ暗号化および認証機能を追加する Thunderbird 用の拡張機能なので、本体 xpi をローカルにダウンロードして Thunderbird のアドオンマネージャから追加するだけだ。Enigmail のダウンロードはこちら:Enigmail :: Add-ons for Thunderbird
Thunderbird の環境は上記で終わり。Thunderbird は終了しておく。
始めに、GnuPG について詳しく書かれているサイトを紹介しておく。
GnuPG がどのようなものなのかと、鍵の作成については GnuPGの仕組み と PGP と GnuPG を参考にして欲しい。特に 不断さんが書かれている PGP と GnuPG は Windows と Linux 環境についての内容だが、GnuPG についての情報を分かり易くまとめてくださっているので、初めてという方はぜひ目を通していただきたい。GnuPGの仕組みPGP と GnuPGGnuPGのインストール
といった情報からまとめると、Mac OS X で GnuPG を利用するためには2つの方法がある……らしい(^^;
で、この記事を書くために両方とも試してみたのだが、トピックの本題である Thunderbird 3.0 + Enigmail という組み合わせの場合、Mac GNU Privacy Guard との相性が悪いのか、どうしても問題が発生してしまった。知識不足から設定を間違っているのかもしれないが、時間切れということで、ここでは MacPorts を使ったインストールのみを取り上げる。
ちなみに、Mac GNU Privacy Guard のほうは一応記事にしていたので、番外編としてこちらに置いておきます。:GNU Privacy Guard と GPG Keychain Access
お使いのシステムに Xcode がインストールされていなければならない。これはシステムインストールディスクの中に含まれているので、手動でインストールする。OS バージョンによって収録された階層が異なるので、ディスクの中を探して Xcode.mpkg をインストールくだされ。
ちなみに Snow Leopard だと Xcode 3.2 が収録されている。古いシステムをお使いの場合は、Apple Developer Center でメンバー登録を行うと最新版を無料ダウンロードできるので、できるだけ新しいものを使用するようにしたい。ダウンロードはこちら:Apple Developer Connection - Mac Dev Center
次は MacPorts を、The MacPorts Project -- Download & Installation から OS バージョンに合わせたものをダウンロード/インストールする。既にインストールしている場合は、この項目をスキップ。
注意点として、Leopard からアップグレードインストールを行ったSnow Leopard ユーザで、Leopard に MacPorts をインストールしていた場合は、Snow Leopard 用の dmg をダウンロード/インストールして、念のため Terminal からアップデートしておいた方がよい。
参考サイト:MacPortsでステキなUNIXツールをインストール - はこべにっき#
この方法は MacFeeling Blog » GnuPGのインストール で詳しく書かれているので、そちらを参考にしていただきたい。ここでは手順のみを書く。
これで GnuPG の利用環境は整った。で、インストーラーを使っているので、念のためにディスクユーティリティ.app を起動して、起動ディスクのアクセス権の修復を実行しておくことをお勧めする。
Thunderbird を起動して、メニューの OpenPGP から「設定」を呼び出す。
すると、いきなり文字化けしたダイアログが表示されると思う。うちでは Snow Leopard と Leopard のどちらでもこれだった。
とり合えず気にせず、 ボタンを押すと設定パネルが表示される。
ディレクトリ
のところに「GnuPG のディレクトリが見つかりませんでした」と表示されているのが分ると思うが、これが原因で文字化けしているようだ。
なので、次の手順で GnuPG のディレクトリを指定する。
「次の設定で上書きする」の横のボックスにチェックを入れ、Terminal.app を起動する。
/opt/local/bin/gpgとパスが表示されるので、それをコピーする。次のページでは暗号メールに必要な鍵の作成や管理方法を書いてみる。鍵の作成と管理