Firefox 3.1のカラーマネージメント (4)

Firefox 3.1 b2pre ではどう変わったか

Last update: 2008-10-13

編集済み:
サンプル画像の保存に問題が有り、10月12日にアップしていた Firefox 3.1 のカラーマネージメント (4) 全てが正しくない内容となっていました。すでに見られた方には誤解を与えましたことをお詫びいたします。

trunk は Firefox 3.13.1b2pre になったということで、その後、カラーマネージメントがどうなっているのか調べてみた。
Firefox3.1/Featuresを見ると Improvend CMS performance: Status = landed, not on となって、Bugzilla の関連 Bug 444661 - Decrease Performance Penalty of color management linear interpolationsは RESOLVED FIXED だから、問題がない限りこのままの仕様で Firefox 3.1 Beta1 に進みそうな感じ。

カラーマネージメント設定のおさらいのおさらい

自分でも何だか分からなくなってきたので、もう一度整理してみます。
Firefox 3.1 のカラーマネージメントは、テストに使った Mozilla/5.0 (Macintosh; U; PPC Mac OS X 10.5; en-US; rv:1.9.1b2pre) Gecko/20081011 Minefield/3.1b2pre では次のようになっている。

gfx.color_management.display_profile

Values Effects
空欄 デフォルト デフォルトは System の sRGB プロファイルを使用する
オプション ICC プロファイルをパスで任意指定する

正しい ICC プロファイルを作ることができない限り、デフォルトのままにしておく方が良い。モニタ調整はしっかり行なうこと。安価なキャリブレーターを使用するくらいなら、システム環境設定の調整の方がまし。
Windows はよく分からない。システムに sRGB プロファイルを持っているのだろうか??

gfx.color_management.mode

Values Effects
0 無効
1 有効
2 デフォルト タグ付けされた画像に対して有効

現在はデフォルトでカラーマネージメントが有効になっている。これは Beta1 や製品版でもこのままになるのではないだろうか。ただし、上の設定は変わるかもしれない。予想としては Integer から Boolean での true or false になるのではないかと思っている。
デフォルトに設定されている [2] の "Tags Only" とは、プロファイルを持っている画像ファイルに対してのみカラーマネージメントを有効にし、プロファイルを持っていなければ通常のレンダリング(Mac の場合はモニタ出力に依存すると思う)となるようだ。

gfx.color_management.rendering_intent

Values Effects
-1 イメージファイルに含まれた特定の条件を表示する
0 デフォルト 知覚的
1 相対カラーメトリック
2 彩度
3 絶対カラーメトリック

デフォルトは [0]。情報はFirefox 3.1 のカラーマネージメント (1)の [gfx.color_management.rendering_intent] を参照ください。

カラーマネージメントのテスト

gfx.color_management.rendering_inten の設定によってどう変化するかを、以下のファイルを使ってテストする。

JPEG

サンプル画像は例によって morgue から seriousfun 氏の112372313714.jpgを拝借した。感謝。データは sRGB を埋め込んだ JPEG。Photoshop で410 x 302 に [バイキュービック、シャープ] でリサイズ、若干のレベル補正を行なった。

PNG

こちらは sRGB プロファイルを埋め込んだ PNG 画像。淡いブルーや赤い色に影響が表れると思う。なお、自前のイラストなので著作権は私にあります。

定義カラー

Live Color は、CSS でテーブルセルの背景に該当カラーを設定している。この色を正しくレンダリングできるかが重要。

Images は、RGB 値をできる限り正しく設定した sRGB プロファイルを持つ PNG ファイル。このレンダリング結果はブラウザによってことなるが、正しくレンダリングできるブラウザであればほぼ正確な結果となる。はず

テストは Live Color を正確にレンダリングしているか、Images をできる限り正しくレンダリングしているかを Minefield, Safari, Opera で比較してみる。

Web Safe Color グレースケール

Web Safe Color のグレーグループ。これを正しくレンダリングできるかが重要。

Colors cccccc 999999 666666 333333 000000
Live Color
Images #cccccc #999999 #666666 #333333 #000000

Web Safe Color グリーン系グループ

Web Safe Color の中から比較的影響を見やすいグリーン系を集めた。

Colors ccff99 ccff66 669900 336600 003300
Live Color
Images #ccff99 #ccff66 #669900 #336600 #003300

SVG Color

SVG Color の中からブルーとパープルをグループにした。特にブルーは影響されやすいと思う。

Colors 6495ed 4169e1 00008b 4b0082 7b68ee
Live Color
Images #6495ed #4169e1 #00008b #4b0082 #7b68ee

ケース別テスト

各テストページは下のリンクから移動ください。

Firefox 3.1pre のカラーマネージメントまとめ

JPEG のテストPNG のテスト定義カラーのテストの結果をまとめると、現行仕様では次の設定が良いように思う。

  • gfx.color_management.display_profile = 指定無し (システムの sRGB)
  • gfx.color_management.mode = 2 (デフォルト)
  • gfx.color_management.rendering_intent = 2

gfx.color_management.rendering_intent はデフォルトの [0] だと明度と彩度にズレがでる。[1] は sRGB 以外のプロファイルの場合、sRGB に変換する。[-1] は無視する (これ何時まで設定として残るのだろう?)。[3] は選択肢とならない。

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