Last Update: Wednesday, August 13, 2008
久しぶりに Minefield をアップデートしたので、一通りチェックしていたらカラーマネージメントの gfx.color_management 関連が変更されていた。全然気がつかなかった〜。
まず、カラーマネージメントを有効にする gfx.color_management.mode のプロパティが、以前は boolean だったものが integer に変わっている。以前の記事Firefox 3 のカラーマネージメントで、ここを有効にするには true に変更すると書いたのだが、この変更によってデフォルトの 0 から 1 に変更するようになったようだ。知らんかった〜。
でもなぜ integer なんだろ?有効・無効の他にも設定する項目があるのだろうか??
で、追加された設定は gfx.color_management.rendering_intent 。なんじゃらほい、ということで google 先生に聞いてみたら、ヒットしたのは MozillaZine Knowledge Base だけ。最初っから見に行くべきだった…
MozillaZIne の KBからの情報だと、こういうことらしい。
Color management allows images and colors to be displayed consistently across a variety of devices. Mozilla recognizes embedded ICC profiles in image files and uses a local color profile to perform the color adjustments. However, sometimes embedded color profile data includes inappropriate “intent” flags, causing incorrect rendering. This preference allows users to override the file-specified ICC intent flag with a specific rendering intent.
こういうことだが、これだけではよく分からないと思う。私もよく分からないです(^^;)
これってオレオレ ICC プロファイルの問題でしょうか?(印刷関係の方なら分かるかも知れない話)
参照先のBug 444014 – Firefox honors embedded ICC intent flag, and probably shouldn'tのほうを読むと、問題の提起部分と、どういうことがおきているのかはだいたい分かったのだが、全体をもっと良く読んで、かみ砕いて翻訳しなければ意味がないし、Firefox のみならず、Adobe (やはりか) に関係する問題も含め、システムカラーマネージメントや ICC についても調べないといけないので、そのあたりは整理ができたら別のトピックにします。
で、gfx.color_management.rendering_intent は -1 から 3 までの数値で設定する。それぞれの値は以下のとおり。
| Values | Effects |
|---|---|
| -1 | イメージファイルに含まれた特定の条件を表示する |
| 0 | 知覚的 • Default |
| 1 | 相対カラーメトリック |
| 2 | 彩度 |
| 3 | 絶対カラーメトリック |
これだけで結果への予想が付く人は多くないと思う。実は私もこの値だけで Firefox がどういうふうに振る舞うのか、さっぱり分からない。ということで、各設定でどういう結果が出るのかというサンプルをと、思ったのですが、問題になりそうな画像がないので、お手軽に ICC のサイトのサンプル画像を使ってみた。はっきりいってこれではテストにもならないのだが、面白いこともハケーンしたので、その辺りでご勘弁ください。
まず、サンプル画像のことが分からない方はFirefox 3 のカラーマネージメントあたりを参考ください。
で、テストは各プロパティでの表示結果。保存フォーマットは JPEG、プロファイルは sRGB IEC61966-2.1。
だが、たぶん、ほとんど分からないくらいだと思う。というくらい微妙な差だった。
下はオリジナル画像のスクリーンショット。
プロパティー値はデフォルトの0, [知覚的]
この大きさで判断しろと言うのも無理だが、右上パートの v4 YCC-RGB が違うことは分かると思う。で、その横の v4 e-sRGB だが、良く観察するとオリジナルより明度、彩度とも低い。他のパートは概ね同じ。
フォトレタッチアプリケーションでは知覚的が標準設定になっているはずなので、通常はこの設定で良いはずだが…
プロパティー値は -1, [イメージファイルに含まれた特定の条件を表示する]
特定の条件なんて含まれていないのだが(^^;
右上パートの v4 YCC-RGB はオリジナルに近くなったが、全体的に明度が低い。左上の v4 e-sRGB パートはかなり違う。おまけに R 値が高い。なんでかな?
プロパティー値は 1, [相対カラーメトリック]
上のプロパティ値 -1 の結果と全く同じ。
-sRGB 2.1 が埋め込まれている結果だと思う。もし 1- に該当するプロファイルが含まれているなら違う結果になるかも。
プロパティー値は 2
ちょっと彩度が低くて左の v4 e-sRGB パートが暗いが、オリジナルに一番近かったのがこれ。
ただし、モニタキャリブレーションにも左右されるので、さらに検証する必要は有り。
プロパティー値は 3
見て分かるとおり、かなりズレまくる。つかえねぇ〜とう感じだ。
おまけ。プロパティー値 3 に設定したら、ナビゲーションボタンやロケーションバーとサーチバーの枠とフィールドにLight Cyan のようなカラーが被さった。これってどういう効果なのかな?
おまけついでに、ウィンドウ最上部のタイトルバーのバックグラウンドカラーに gfx.color_management の大きな影響が出るのだが、どうにかならないものかな。その他のグレー部分にはこれほどの影響がないのだが…
このテストは何の役にも立たないと思う。が、gfx.color_management.rendering_intent の設定だけでもかなり影響が出ることが分かった。この簡単なテストではプロパティ 2 がよさそうなのだが、実際はどうなのだろう?
ちなみに、やはり Safari 3.1.2 はかなり正確にレンダリングしている。カラーマネージメント面では追いつけないか Firefox...