Firefox 3への移行で起きた問題への対処

問題はさまざまな要因から起きる

Last update: 2008-08-12

Firefox 2.x から Firefox 3.x に移行した場合に起きる問題のほとんどは、Firefox 2.x のプロファイルを使用して起動したことによって起きていると思う。
これはFirefox 3 のリリースノートやユーザサポートフォーラム、Mozilla に関係した人たちのウェブサイトを良く読んでいれば、回避するための方法や注意についての情報を得られるが、多くの方が読んでいないのではないだろうか。
と、偉そうに書いているが、私自身も全てを読んでいるわけだはない。問題が起きてから気がついたということが多いのは事実だ。

移行によって起きる問題のほとんどは Firefox 2.x でインストールしていたアドオンだといってもよいと思う。
これは保証された設定以外のことを加えていくわけだから、便利さを追求する裏側のリスクを知っておかなければならない。カスタマイズの自由はユーザの権利だが、自ら加えた変更による問題を回避することはユーザの義務である。
そのための情報はウェブ上に山ほどあるのだから、あなたが変更を加えたいと考えた時は、その変更にどのような問題が存在するかも、アドオンをインストールする前には考えておいて欲しい。

移行によって起きたトラブルへの対処

解決への最良の方法は新規プロファイルを作ること

トラブルのほとんどはプロファイルという、あなたの Firefox の設定を保管しているフォルダ内で起きる。トラブルが発生した場合は、なにを変更したかを遡って問題を特定しなくてはいけない。
この問題は複合的なことによって発生していることもあるし、あなたと同じ問題を他の方が再現できるとは限らない。
あなたが Firefox の構成に詳しくなく、なにがどうなっているのか分からないということであれば、プロファイルを作り直すことから始めるべきだ。

コメント:
ユーザサポートフォーラムを見ていると、新規プロファイルを試してくださいという回答が目に付くだろう。
某無責任掲示板では、この返答をやり玉に挙げていた“自称上級者”らしい人がいたが、その問題が真っ新な新規プロファイルで発生するのかどうかを確認するために、問題が Firefox なのかカスタマイズで起きているのかを切り分けるためには新規プロファイルで起動してみることは大切だ。
Firefox 2.x からの移行であれば、ほぼ間違いなくプロファイルを引き継いだことによって起きていると思って間違いない。そのことを裏付けるためにも新規プロファイルでの確認が必要だ。
新規プロファイルでも問題が再現するなら、そういった状況を環境と共に報告すれば、情報を持っている方が回答してくれるはずだ。

新規プロファイルでの状況を確認する

新規プロファイルで起動して問題が再現しないようであれば、以前のプロファイルに問題があるということだ。
この場合、以前のプロファイルの問題点を洗い出して、解決できるならそうしてもよいが、私があれこれやってみた結果では、ダメなプロファイルはどうやっても解決しないことがあった。
といった経験からも、面倒くさいことは承知の上だが、以後、問題が起きにくい新しいプロファイルを使って運用することをお勧めする。
どうしても以前のプロファイルを使用するという方は、がんばって原因を探り、取り除くと良い。

新規プロファイルに移行する場合の対処

Firefox 2.x のプロファイルを引き継いだことで問題が起きた Firefox 3.x のプロファイルから、新規プロファイルに持ち込んでも大丈夫と思われるファイルは以下のとおりだ。
ただし、そのファイルの機能に問題が起きていないことが条件となる。

持ち込んでも大丈夫と思われるファイル

ブックマーク関係
bookmarkbackups (フォルダ)
中には過去5日分のバックアップされたブックマーク.json
content-prefs.sqlite
これは Firefox 3 で取り入れられた、サイトごとのズーム設定を記録しているファイル
places.sqlite
ブックマークに関わるデータの本体
パスワード関係
下記ファイル3つをセットで扱うこと
cert8.db
key3.db
signons3.txt
サイトごとの許可
画像の読み込み許可、ポップアップの制御、クッキーの例外サイトなど
permissions.sqlite
フォームの入力履歴
訪問サイトでフォームに入力した情報
formhistory.sqlite

以前の環境で問題がなければ、持ち込んでも問題がないであろうファイル

クッキー
cookies.sqlite
ダウンロード履歴
あまりお勧めしないが downloads.sqlite
サーチプラグイン
search.sqlite
searchplugins (フォルダ)
セッションの復元
sessionstore.js
注意: 問題が特定のサイトを表示した時に起きたのであれば、これは持ち込んではいけない
ウェブサイトによって設定されるセッションストレージ
webappsstore.sqlite

上記以外のファイルやフォルダは持ち込んではいけない。それらは新しいプロファイルで同じような問題を引き起こす原因となりかねないからだ。

執筆:
Jillian Baker

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