Last update: 2008-08-11
先のページでも書いたように、Firefox 3 は Firefox 2.x のサポートが終了するまでは自動アップデートが提供されない。そのため、Mozilla のダウンロードサイトよりお使いのコンピュータへダウンロードし、dmg ファイルをマウントしてからインストールする。
Mac OS X 版の Firefox のアプリケーション名称は、これまでバージョン、言語に関わらず Firefox.app となっている。そのため dmg ウィンドウ内で Firefox.app をフォルダアイコンにドラッグすると、既にインストールしている Firefox が存在した場合は上書きしてしまうという点に留意してほしい。(アラートがでるので止めることはできるが)
これを回避して複数のバージョンの Firefox を同居させるためには、それぞれのインストールフォルダを用意して管理すること。下の画像は私の Leopard での Firefox インストール状況だ。
Applications 内に Firefox2 とか Firefox3 というフォルダを用意して、そこにインストールする。
フォルダ名称は何でも良いが、Firefox の起動にスクリプトを利用しなければならないケースがあるので、スクリプト上でエスケープする方法を知らないのなら、半角スペースや全角日本語は使用しない方が良い。
もう一つの方法は、アプリケーション名称そのものを Firefox20016.app といった感じで変更してまうという手もある。これはリスクもあるが実験自体は問題ないので、どのようなリスクがあるか試してみてもよいだろう。分からなければやらない方が良い。
以上で複数バージョンの Firefox をインストールする方法は終わり。
ここ以降を読む前にプロファイルの作成と管理を参考に Firefox 3.x の専用プロファイルを作っておくこと。
先のページで Firefox の起動の仕組みを簡単に書いたが、もう一度おさらいということで簡単に説明する。
Firefox の起動はこのように行われる。
Firefox のアイコンをクリックすると Home/Library/Application Support/Firefox/Profiles に置かれた profile.ini というファイルを読みに行く。このファイルには、Profiles 内に保管された全てのプロファイルが記録されていて、最後に使用したプロファイルも記録されている。Firefox はこのファイル内容に従い、最後に使用したプロファイルを使って起動する。
ハードディスクにインストールされた何れの Firefox でも、起動の際に Home/Library/Application Support/Firefox を参照して起動する。そのため profiles.ini に記録された最後に Firefox が使用したプロファイルが使われるわけだ。
上記の理由から、異なる Firefox をインストールしているケースでは各々のプロファイルを指定して起動する必要がある。特に、今回のようなメジャーアップデートでは、旧バージョンの Firefox プロファイルを引き継ぐとトラブルの元になる場合が多い。
旧バージョンで使用していたプロファイルを使用せず、新しいプロファイルを使うことがトラブルを回避する最良の方法だと思う。
プロファイルの管理でも書いたが、プロファイルマネージャの管理ウィンドウで「今後このプロファイルを使用する」のチェックを外しておくと、どの Firefox を起動してもプロファイルマネージャを経由して起動するようになる。
プロファイルマネージャを初めて起動するには Terminal.app から起動コマンドをシェルスクリプトで実行する。
Terminal.app を起動して、プロンプトの後に以下のコマンドをペーストしてリターンキーを押す。
cd /Applications/Firefox.app/Contents/MacOS/; ./firefox-bin -p
もし Applications の直下にフォルダ作って Firefox 3 をインストールしている場合は次のようになる。
cd /Applications/フォルダ名/Firefox.app/Contents/MacOS/; ./firefox-bin -p
プロファイルマネージャが起動したら、上で書いたように「今後このプロファイルを使用する」のチェックを外す。これで完了。
裏技でも何でもないが、Terminal.app を使用しなくても Firefox の Profiles フォルダ内にある profiles.ini の内容を書き換えることでもプロファイルマネージャ経由で起動できるようにすることが可能だ。
Firefox の Profiles フォルダを Finder に表示し、profiles.ini をテキストエディタで開く。最初の項目は StartWithLastProfile=1 となっている。この値を 1 から 0 に書き換えて保存すると、Firefox はプロファイルマネージャから起動するようになる。
詳しくは別ページのFirefox のプロファイルマネージャ起動方法を参照して欲しい。
さらに付け加えておくと、「Default=1」という記述を見つけて、これを削除しておくと「最後に使用したプロファイル」の記録がなくなるので、うっかり間違ったプロファイルで起動してしまうことを避けられるのでお勧め。
AppleScript の起動スクリプトで Firefox とプロファイルを関連付け、スクリプトメニューから起動できるようにしておくと何かと便利だ。
このスクリプトは稚サイトで公開している Firefox Launcher Script 3.1 や鳥獣保護区さんが公開されているの Firefox 起動スクリプトを利用されるとよい。
上記スクリプトはそれぞれのページをご覧ください。