Last update: 2010-02-06
Weave Sync については当サイトでも何度か取り上げたみたのだが、バージョンアップの度に変更が加えられるため、途中で追いかけなくなっていた。先月 28 日、Weave Sync 1.0のリリースにより、ようやく製品版となったので設定と使い方をまとめてみようというエントリです。
Weave Sync は Mozilla Labs により開発されている、Firefox の設定を異なるコンピュータやモバイルデバイス (Firefox Mobile) 間で同期を行える Firefox の拡張機能だ。デスクトップ機の Firefox 設定を出先でノート機の Firefox に同期させるとか、色々な使い道が考えられるわけだが、この Weave の概要やシステムについては此処で説明しないので詳しいことはウェブ上に情報を検索参照して欲しい。
最初に Weave Sync 1.0 Release Notes の邦訳を紹介する。自信のないケ所もあるため、間違いを見つけられた場合はお知らせいただけると幸いです。
メール ▶ yattemortors@gmail.com または Twitter ▶ Hide Kay
初めて Weave Sync をインストールされる場合は <旧バージョンからのアップデート>を読み飛ばしてください。
まずはインストールから。ということで、Mozilla からお使いの Firefox にインストールをしなきゃいけないのだが、ここでワンステップ。Mozilla Japan の Firefox アドオン サイトでは Weave Sync が日本語化されていないために検索してもリストされない。なのでインストールは Add-ons for Firefox の Weave Sync から行う。ややこしいけどそうなっているので。
Weave Sync のインストールが完了して Firefox を再起動すると Weave Sync Preference が表示される。英語かよ!!と引いてしまわないように(笑)
まずはアカウント登録。必要な情報はユーザ名、パスワード、パスフレーズの3つ。それぞれは英数半角のみでスペースを入れてはいけない。パスワードとフレーズには英数モードでの - や & といったキャラクターも使用可能。テキストエディタなどで3つの情報を決めて外部メディアに保存しておくと良いだろう。
準備が出来たら Create Mozilla Weave Account をクリック、次の設定ウィンドウではアカウントのユーザ名とパスワードの設定を行う。[Conform Password] には先のパスワードを再入力する。
此処で入力した情報の中で、パスワードは後から変更できるがユーザ名は変更できないので、良く考えて決めよう。
入力が終われば続けるをクリック、表示された画像に従って認証の単語を入力する。これ、ものすごく見にくいが失敗しても再度表示されるので気にしなくて良い。注意点としては、表示されている単語は2つだが入力の際にはスペースで区切らないこと。私は過去に此処で躓きまくった (遠い目
認証をクリアすると次はパスフレーズの登録を行う。英数に加えてキャラクターを混ぜたものに設定しておこう。これも後から変更可能だ。[Conform] に決定したパスフレーズを再入力してをクリックして続ける。
次は同期させる設定を決定するパネル。デフォルトでは Sync Everything に設定され、ブックマーク、履歴、パスワード、”現在の”タブ情報の5つの情報を Weave サーバーにアップロードする。
同期する内容を特定したい場合は [Firefox will:] の選択から必要な情報にのみチェックマークを残せばよい。
Start Syncing をクリックすると情報は Weave サーバへ送られる。これは上のリリースノートの和訳でも書いたように自動的に行われ、状況はステータスバーで確認できる。表示がアカウント名だけになればアップロードは完了。
このアップロード時間はプロファイルに依存するだろう。参考程度に、私の常用 trunk Minefield 3.7a1pre では1分30秒ほどと、以前に比べると格段に高速化している。ちなみに新規プロファイルでは20秒そこそこだった。
注意して欲しいことは、インストールしている拡張機能やプラグインとそれらの設定、User.js や userChrome で記述したカスタム設定などは同期データに含まれないこと。言い返せば Firefox の【詳細】内容を除く初期設定やブックマーク、履歴情報とパスワードが対象と考えていただければ分かり易いかも。
まぁ、プロファイルの完全同期をしたければ Dropbox などを利用すれば可能なわけで、純正に近い機能としては Weave はこれで良いのかもしれないと思う。
我が家には Mobile Firefox を試せる環境がないので別マシンの Firefox 3.6 で同期テストを行った。
同期側の Firefox にも Weave Sync をインストールするわけだが、その前に、リリースノートでも書かれているように現在のプロファイルのバックアップを作っておくこと。同期時のネットトラブルや同期の結果が思ったものでは無いということもあり得るし、元に戻したいといってもどうにもならないので万が一のためにもバックアップは取っておいた方がよい。
準備が出来たら Weave Sync をインストール、再起動すると Weave の Preference パネルが表示される。ここでは既にアカウントを持っているわけだからユーザ名とパスワードを入力、次の画面でパスフレーズを入力と、先と同じ手順で進める。
ここからがサーバと同期する手順だ。パスフレーズが正しく認証されると Weave で何を行うのかを選択するパネルが表示される。この内容は後で説明するが、サーバのデータから同期を行う場合は真ん中の【Replace all data on this computer with your Weave Data】を選択して続ける。
次の画面は確認だ。サーバのデータで書き換えられるリストが大文字で表示される。同期を続ける場合は を押す。
待つこと数分でサーバのデータに置き換えられる。完了したら正常に読み込まれているかを確認しよう。
これで同期側の作業は終了なので、必要がなければ Disconnect しても良いし、追加したブックマークや履歴をサーバにアップロードしたければ、ステータスバーかツールの Weave メニューから Sync Now を行う。
Weave Sync は初回インストール以後、サインインしている間中 Firefox の変更データを定期的にアップロードしている。この記録はステータスバーから Activity Log を表示すれば確認できる。
で、この自動アップロードを止め、手動で任意のタイミングで行う場合は Weave Preference (初期設定の Weave タブかステータスバーの Preference またはツール→ Weave → Preference の何れか) より Current User の項目右端のボタンで Disconnect にしておけば Firefox の起動時に Weave Sync の Preferences パネルが表示される。ただし、なぜかここでは Connect のボタンがグレーアウトしているため、初期設定を閉じてステータスバーかツールの Weave メニューから Connect を行う。たぶんバグだとろうね。
もう一つの方法は、マスターパスワードを設定することで自動接続を行わないようにする。これは パスワードとマスターパスワードについて を参照して欲しい。
Weave サーバの情報が古くなり、ローカルのデータと完全に入れ替えたい場合は、Weave Sync の Preferences パネルからManage Account を拡張して Starting Over でリセットする。
リセットを行うとユーザ名とパスワード入力のパネルに戻るので、再度サインインする。次に表示された同期オプションから [Replace all other device with your local data] を選択して現在のデータをサーバにアップロードする。
この操作はローカルのデータによってサーバのデータ全てを上書きすることに注意するように。
パスワードまたはパスフレーズを変更したい場合は Weave Sync の Preferences から Manage Account を拡張して、希望のメニューを選択する。
どちらの場合も元のワードを要求されるので、忘れてしまった場合はオンラインからリセットしなければならない。
これは以前の Weave なら割合簡単に見つけられた記憶があるのだが、色々と変更されているため、あちこち探し回ってしまった。
アカウントを削除するには Mozilla Labs Delete Your Account へアクセスし、User Name と Pasword を入力して Delete ボタンを押す。これだけで Weave サーバーからアカウントは削除される。ものすごくあっさりと削除されるので、良く考えて実行するように。
Weave のアカウント削除が完了したら Firefox の Weave 情報も消しておこう。
初期設定のセキュリティタブを開き、「保存されているパスワード」の中よりchrome://weave (Mozilla Services Password) chrome://weave (Mozilla Services Passphrase)の2つを削除する。
ついでと言っては何だが Chose what you want happen to this computer の内容も書いておく。Start Over でサインインすると表示されるこのオプションは上から順に次のようになっている。
以上で Weave の使い方を一通り説明できたと思う。もし抜かりがあるようでしたら突っ込みをお願いします。