Firefox on Mac OS X その3

Last Update: Thursday, Junary 10, 2008

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Firefox on Mac
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個別ケースとファイル

プロファイルフォルダ内のファイルには相互関係が存在するものがあります。
目的別のバックアップや復元、以前のプロファイルから戻したい場合や他の Mac に設定を移行したい、または他の Mac から取り込みたいといった時、ファイルによっては関連するものをセットで扱わなければ機能しないものがあります。
また、トピックが前後してしまいますが、トラブル時に原因となっていそうなファイルをプロファイルから外す場合や正常なファイルと交換するケースでも必要な情報です。

バックアップ/復元やトラブル対応のどれかにせよ、プロファイルについての基本的な理解が必要ですので、分からない場合は、まずバックアップと復元トラブルシュートを読んでから個別な対応を参照してください。

バックアップからの復元やデータ移行しても大丈夫なもの

ブックマーク

ブックマークに関わるファイルとフォルダは、プロファイルフォルダの中では次のようになっています。

bookmarkbackups フォルダには過去5に遡った bookmarks.html が日付順にバックアップされます。ただし、Firefox を正常に終了できなかった場合は更新されないので、注意が必要です。
ブックマークに問題がある場合、このフォルダの中の bookmarks-xxxx-xx-xx.html を bookmarks.html と修正して、フォルダの一つ上の階層(プロファイル・フォオルダの直下)に移動します。

bookmarks.bak は bookmarks.html と対になっていて、最新の bookmarks.html を記憶してくれます。
このファイルは間違って削除してしまっても、起動時に自動生成されます。

bookmarks.html は現在使用しているブックマークの本体です。通常、これがブックマークのバックアップ対象です。
内容は HTML ファイルなので、自分で編集することも可能ですが、一般的な HTML マークアップとは若干違うので、自動修正してしまうようなエディット・アプリケーションを使用しないように。

ブックマークのバックアップ

ブックマークに異常がない場合は bookmarks.html をプロファイル・フォルダから他の場所にコピーします。
もう一つの方法は、例えばブックマークに追加を行ない、即座のコピーを取っておきたいという時には、メニュー>ブックマーク>ブックマークの管理を呼び出し、メニュー>ファイル>エクスポートで任意の場所に書き出すこともできます。
プロファイル中のブックマークを完全にバックアップしたいということなら、bookmarkbackups フォルダと bookmarks.html をセットにして、バックアップディレクトリに保存しておけば良いでしょう。

復元

プロファイル・フォルダの bookmarks.html をバックアップ分の bookmarks.html と入れ替えます。
ブックマークの管理でインポートを行なう方法もありますが、その場合は既に存在するブックマークツールバー・フォルダや最新ニュースが重複します。事前に整理しておくか、インポート後に整理を行なう必要があります。

これらのファイルはブックマークに異常が無い限り新しいプロファイルや環境に持ち込んでも問題ありません。

ブックマークのトラブル時

ブックマークのトラブルで思いつくのは、「急にブックマークが表示されなくなった」「ブックマークに追加しても反映されなくなった」などでしょうか。この問題がアドオンを追加した直後でなければ bookmarks.html の損傷が原因だと思います。
この時に対処する方法は2つあります。

1. bookmarkbackups フォルダのバックアップファイルを使用する(安全)
Firefox を終了してからフォルダの中の最新ファイルを bookmarks.html にリネームして一つ上のディレクトリにある bookmarks.html と置き換える。
2. バックアップファイルから bookmarks.html を戻す(安全)
Firefox を終了し、バックアップの bookmarks.html とプロファイルの bookmarks.html を入れ替えます。
3. bookmarks.html をプロファイルフォルダから削除して Firefox を再起動する(リスク有り)
Firefox を稼働したまま bookmarks.html をプロファイル・フォルダから削除して、直ぐに終了します。たいていの場合は、正常に終了しなかった場合と同様に問題が起きた時点のブックマークは保存されませんから、問題がなかった時に戻れる可能性があります。

安全な方法は1と2で、3は稼働中のプロファイルからファイルを削除するので、場合によっては Firefox 全体に影響が出る場合があります。

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パスワード

ケースとしては、新規プロファイルを作った時や他の Mac に機種変更した場面での要求じゃないでしょうか。
私はパスワードの保存を全く利用していないので(ボケ予防にパスワードは手打ちにしている←うそ)、特に必要性も問題も感じませんが、パスワードは是が非でも Firefox に覚えさせておきたい方向けでしょう。

普通、パスワードを記憶させる場合は Firefox の環境設定から「プライバシー情報」の“パスワード”項目で〈サイトのパスワードを記憶する〉と〈マスターパスワードを使用〉にチェックを入れてパスワードを記憶させると思います。時々マスターパスワードを設定しない方を見かけますが、パスワードを保護するためにはマスターパスワードを使用するべきだと思うのですけどね(^^;)

ここからパスワードを保存している場合の話です。
パスワードに関係するファイルは次の2つです。

バックアップと復元には

パスワードのバックアップを散る場合は key3.db と signons2.txt をセットで保存します。また、保存したパスワードを他の環境で使用する場合は key3.db と signons2.txt をセットで移行します。どちらがかけても正しく機能しないので注意してください。
これらのファイルは“ほぼ”問題が起きることはないので、新しい環境に持ち込んでも“まず”問題ないはずです。ただし、新しい環境に持ち込んで問題が起きる場合は削除して再設定してください。

他のプロファイルや別のコンピュータに移植した場合の覚書

マスターパスワードを設定したプロファイル以外のプロファイルにパスワード関連のファイルを移植した場合、以前の設定を引き続いて利用することができますが、新しいプロファイルの環境設定で「プライバシー情報」のマスターパスワードを呼び出しても表示されません。
これは暗号化したパスワードを利用できるが解読はできないということじゃないかと想像してます ー自信ないですけど(^^;ー
とにかく、新しいプロファイルに移行した場合、以前のマスターパスワードを解除して、新しいマスターパスワードを入れ直す方が良いと思います。

パスワードを忘れてしまった

マスターパスワードを設定していなければ、サイトごとに記憶させたパスワードは環境設定の「セキュリティ」の〈パスワードを表示...〉ウィンドウで(パスワードを表示する)をクリックすれば確認できます。
厄介なのはマスターパスワードを忘れてしまった場合で、控えを用意していない限り通常は対処方法がありません。
マスターパスワードもログインパスワードも全てリセットしてしまっても良いという場合は key3.db と signons2.txt をプロファイル・フォルダから削除して起動すればリセットされるので、起動後に再設定を行ないます。
どうしても、何としてでも復活させたいって方は、Windows の Firefox プロファイル・フォルダに key3.db と signons2.txt を持ち込み、マスターパスワードを解析(リセット)するユーティリティーを使う方法もあります。
んが!、そんな要求をする方に必要なのは便利ユーティリティーではなく、バックアップと控えを用意することです!!
私はそんなツールに頼らなければいけない方がどうかしていると思います。決して Windows 環境が便利なわけではないと思いますよ。

余談ですけど、私はフォーラムやメールログインなどのブラウザで使うパスワードって保存していません。さすがに3週間に一度変更する金融機関用のパスワードはランダムな24文字なので覚えられませんが、日常的に使うパスワードの4つは、長いのは16文字のものが2つありますが、ほぼ毎日入力するので記憶してしまいました。
それでも忘れたりしないように、アプリケーションなども含めてユーザ名とパスワードは暗号化したデータベースで管理し、結果はセキュリティを施した PDF ファイルに変換して USB メモリと CD に保存し、プリントアウトも用意しています。
USB メモリはよほど古い Mac でない限り使えますし、PDF はAcrobat reader やプレビュー.app があれば開けます。それにプリントアウトだったらどんな環境でも問題ありませんから。後はそれらをどう保管するかって現実的なセキュリティ問題だけですね。

大きなお世話かもしれませんけど、「新規プロファイルにしたらパスワードが消えました」とか「パスワードを再設定しなければいけないことがとても面倒です」なんて書き込みを見かけます。確かに OS を含めて再設定は時間を取られますので、私も簡単に済ませればと思いますが、自分の大切な情報のパスワードやキーコードを守るのは自身の問題ですから、いざという時のための用意は考えておくべきでしょう。面倒だからどうにかしてくれなんていうのは、何をか言わんやですね。

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セキュリティに関するファイル

Firefox にはセキュリティに関するファイルがいくつかあります。そしてセキュリティに関わるファイルは相互関係をもって存在するようです。ここでは詳しく説明しませんが、もし興味があれば mozillazine: Profile folder - Firefox で確認してみてください。
セキュリティに関わるファイルと相互関係は次のようになっています。

以上の3つがセキュリティに関わる基本ファイルで、フィッシンッグ関連の設定がある場合は kf.txt がセットになるようです。

これらに加えて、上のパスワードで説明した signons2.tx と、仕組みが分かっていませんがサイト単位でクッキーや読み込み画像の許可を設定を保存する hostperm.1 も関連するファイルのようです。

バックアップと復元

あなたのプロファイルに上記のセキリュティに関連するファイルがある場合は、セットで保存しておくと良いかと思います。
セキュリティに関連するこれらのファイルは、他の環境に持ち込んでも問題を起こすことは限りなく少ないようですし、今のところ Firefox 3 のようなメジャーアップデートへ持ち込んでも問題なさそうです。

トラブル時

セキュリティ関連のファイルでトラブルが起こる可能性があるのは、パスワードを記録している signons2.tx ではないかと思います(経験がないので自信ありませんけど)。もしパスワードを記憶させられなくなったとか保存してあるはずなのに入力を求められる時は、クッキーを削除した後でも再現するようなら signons2.tx と key3.db をバックアップ分と入れ替えると良いかもしれません(何せやったことがないので(^^;)

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アドオンのインストール許可

 環境設定のプライバシー情報にある、アドオンのインストール許可サイトにカスタム追加を行なっている場合は、次のファイルが対象になります。

blocklist.xml はデフォルトで有効になっている、有害なアドオンのインストールをブロックするリストで、日に一度 Mozilla サイトより最新版がダウンロードされるようになっています。これは削除しても新しいファイルがダウンロードされます。
アドオンのインストールを許可したサイトは hostperm.1 に記録されます。

バックアップとデータ移行

blocklist.xml は最新版が自動ダウンロードされるようですので、特にバックアップしておかなくても良いかもしれません。許可サイトを登録している場合は hostperm.1 をバックアップします。

これらバックアップファイルの入れ替えは、ほぼ問題ないと思います。また新規プロファイルや他環境への持ち込みも問題ないでしょう。

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ヘルパーアプリケーションの設定

 Firefox でダウンロードしたファイルをどう扱うかは mimeTypes.rdf に記述され、初期状態で登録されているのは PNG と TIFF、SVG の3つが設定されています。
このファイルが更新されるのは、例えばウェブ上にある PDF ファイルをダウンロードすると、ダウンロードマネージャのウィンドウはどう処理するかを訊ねてきます。この時に行なった設定が mimeTypes.rdf に記述されます。

ちなみに Mac では追加したはずの項目が、環境設定のコンテンツ>ファイルタイプのリストに現れませんが、これって正常なのでしょうかね?

バックアップと復元

ダウンロードファイルの動作を記録している場合はバックアップしておくと良いでしょう。
復元や他のプロファイルへの持ち込みも、ほぼ問題ないと思いますが、入れ替えた後に問題が出るようならプロファイルより削除します。このファイルは起動時に自動生成されるので、削除したままで構いません。

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クッキー

 保存したクッキーは cookies.txt に記録されます。
私は必要を感じませんが、保存したクッキーを新しい環境に持ち込みたいという方もいることかと思います。その際に、環境設定>プライバシー情報で「例外サイト」を設定している場合は hostperm.1 も合わせて保存します。
なおクッキーを保存する場合は、Firefox を終了する前に環境設定>プライバシーで「Cookie を表示...」から、保存したクッキー一覧より必要ないものを削除しておきます。

復元やデータ移行

整理した状態で問題のない cookies.txt は、他の環境に持ち込んでも問題は少ないようですが、ひたすら貯め込んでいるようなファイルはトラブルを起こす可能性が十分にあります。
Cookie はトラブルの原因にもなるので、復元やデータ移行は慎重に行なってください。

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バックアップからの復元では気をつけ、データ移行は行なうべきではないもの

ユーザがカスタム設定を行なったもの

これはいくつかのパターンがありますが、ほとんどどの場合 prefs.js が関係するようです。
ユーザが設定した記録は次の項目です

+関連ファイルの

復元とデータ移行

バックアップは上記をまとめて、問題がないデータであればセットで戻しても良いかと思いますが、新規プロファイルや他の環境には持ち込まない方が無難です。というかやらない方が良いでしょう。
特に prefs.js は、プロファイル上の様々な設定が書き加えられるため、他のプロファイルへは持ち込むべきではないと思います。

どうしても userChrome-example.css や user.js を新しい環境でという場合は、テキストエディタに内容をコピーし、記述におかしな点がないことを確かめてから、新規ファイルで保存して持ち込みましょう。

拡張機能

インストールした拡張機能は extensions に格納されます。ところが、拡張機能によっては設定ファイルを プロファイル・フォルダ直下に置いたり、chrome の中に保存ファイルを作ったり、一度だけしか見たことありませんが、設定を Firefox.app のパッケージ内に置いたものもありました。

単純な構成の拡張機能であれば extensions にある対象フォルダをコピーしても、新しい環境で動くかもしれませんが、本体フォルダ以外に設定ファイルや保存ファイルがセットでなければ問題が起きるかもしれません。
また拡張機能に関わる関連ファイルも多くあります。

バックアップ

拡張機能に関しては、どれがどう関係しているのかはインストールした拡張機能次第。
なので現在のプロファイルで問題が起きていなければ、プロファイル・フォルダ全体でバックアップします。また、新しい拡張機能をインストールする前には現在のプロファイル・フォルダをバックアップしてからインストールしましょう。

復元とデータ移行

インストール後に問題が発生した場合、最後にインストールした拡張機能を単純に削除するだけでは解決しないことがあります。もし拡張機能が原因で問題が起こり、バックアップから復元したい場合は、プロファイル・フォルダ全体の入れ替えで対処することが一番良い方法だと思います。一つ一つのファイルを確かめながら戻していける根気があるなら別ですが ^^;

上のリストにある拡張機能に関わるフォルダとファイルはデータ移行するべきではありません。
新しい環境で以前と同じ環境を再現したい時は、面倒でも一からインストールして、無用なトラブルを避けるようにしましょう。

と、ばっさり切り捨てではアレ何で、私がやってる予防措置をば。
一つはインストールした拡張機能の元ファイル .xpi を全てローカルに保存している。これ、ローカル上のものはバージョンが古い事もありますが、インストールの後にアップデートをチェックしてくれるし、アドオンマネージャで調べるか作者さんのサイトをチェックするようにしてます。
二つめ。ダウンロードした Mozilla Add-ons の各ダウンロードページをブックマークにまとめてある。なのでブックマークさえインポートできれば、必要なインストールページには直ぐにアクセスできます。
3つめ。Mr Tech Local Install という拡張機能をインストール、これの「現在の設定」で表示されるインストール済み拡張機能の一覧を HTML で保存して Home の一つに登録している。これには作者サイトの URL も含まれているので大変便利なのです。

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